2011/06/28

オンライン講演Time Travel Lecture

 グーグルアラートより。7/23(時差あり)にタイムトラベルをテーマにしたレクチャーをなさるそうです。テッド・チャンさんのほか、コニー・ウィリスさんと、もうお一方(すみません、自分はお名前を存じ上げない方です)も一緒になさるようです。主催者さんの名前にワークショップと入っているので、創作志望者向けの講演でしょうか。うわー面白そう…♪

有料ですがオンラインでライブ…ということなので、日本からでも視聴できるのだと思います。英語の聞き取りに自信のある方はぜひ…視聴して内容を教えてください…。(自分は通訳さんなしではとても無理そうです…ダメもとでトライしてみようかなあ、という気もしますが…ううう、どこかで字幕つきの映像流してくれないかなあ…(^ ^;))
チャンせんせの新作はしばらく待たなきゃいけないようですが、海の向こうではイベント露出目白押しでうらやましいかぎりですね。

リアルタイムで視聴できない方は録画を視聴できるようです。詳しくはリンク先をご参照くださいませ。(チャンせんせの写真がちょいと男前(笑)。コニー・ウィリスさんはずっと昔に『わが愛しき娘たちよ』を読んだ覚えくらいしかないのですが、こういう方だったんですね…活字だけで認識していた方のお顔を拝見すると感慨が…!)

http://www.eventbrite.com/event/1557531619
(※引っ越し時点ではリンク切れです)

2011/06/07

SFWA Pacific Northwest Reading Series

 グーグルアラートから。今夜(時差があるので明日?)、ポートランドでナンシー・クレス、テッド・チャン、アーシュラ・ル・グウィンによる朗読イベントがあるそうです。豪華ですね!

最新作を読むようなので、チャン氏は"The Lyfecycle..."ですかね。ああ、横浜のワールドコンで美声を聞いてから、ずーっと聴きたいと熱望しているチャンせんせによる朗読…今夜あるのかあ…。でもこんな情報知っても口惜しいだけじゃん!(くっすん)

…というわけで、日本ではあまり役には立たない情報ですが、一応情報ページを貼っときますね。

http://www.sfwa.org/for-readers/sfwa-northwest-reading-series/

映像をYoutube にあげてくれるとか、ポッドキャストの音源にしてくれるとかの形でシェアしてくださる方がいるといいですね。そこに希望を。

日本でもやってくれないかな~やってくれないかな~やってくれないかな~……((^ ^;))

2011/04/23

"Karen Burnham and Ted Chiang In Conversation"

 グーグルアラートが最近拾ってくれた音源です。電話の録音(?)みたいですが音質はクリアなので、話されてる話題と単語(^ ^;)に馴染みがある方には聞き取りやすいと思います。前半の訥々とした語り口は横浜のワールドコンのときをホーフツとさせます。

Locus Online: Karen Burnham and Ted Chiang In Conversation

けっこう長いですが、話題はグレッグ・イーガンさんの作品について~AIについて~クローン育成のコストについてなど。残念ながら自分はイーガンさんの作品はほとんど読んでないので、そこの話題にはついていけず、聞き取れる範囲の単語から内容を推測するにとどまりました。(トランスクリプト求ム!(^ ^;))

AIやクローンの話になると、例えにスターウォーズのクローン軍団(たぶん)やスタートレック(二作目のThe Next Generation)のアンドロイドのデータ君が出てくるので、ところどころは私でもついていけました。スターウォーズのクローン軍団はたしかジャンゴ・フェットというすごく戦闘能力の高い人のクローンを大量に作って、それで最強軍団を作るって設定です。そーいう戦闘に向いてる人間を大量に、しかもクローンで…というあたりに、「アグレッシブな十万人の子供なんて、誰が面倒見るの?」みたいなツッコミが入ってました。(笑)

むかーしの「クローン」て、コピー元の年齢のまま、記憶も受け継いで作られるイメージでしたよね。(ルパンのマモーとか)その頃に作ってしまった設定なんじゃないですかね。 …どの遺伝子が発現するかわからない、遅れて生まれた双子みたいな精度では、「この機能がウリ」みたいなクローン育成ビジネスは無理そうですもんね。(自分はジャンゴ・フェットがいい男だったので、まったく違う意味で「ハーレム軍団ステキ~♪」とか喜んでたバカですが!(笑))

スタトレのほうは、アンドロイドのデータと船内コンピュータ(口頭でコミュニケートできるインターフェイスで、声をアテてたのはプロデューサーの奥さんのメイジェル・バレット)はどうしてああも扱いが違うのか、というあたりを。チャン氏によればデータはキャラクターで、船内コンピュータはただの便利な道具。違いは意識があるかどうか。便利な道具に意識はいらない。だってグーグルに意識なんてもってほしくないよね!…という、しごくまっとーなご意見でした。(わかった単語の範囲では(^ ^;))

(聞いてて思ったのは…ある意味意識の有無とつながってますが…「見た目」が人間ぽいかどうかが、けっこう重要だな、ということ。少なくとも「顔」っぽい部分があって、それが喜怒哀楽を適切に表現していれば、コチラは勝手に「意識がある」ように感じることがあります。たとえそれが、意識でなくプログラムだとしても。
一方で、以前「単純なお掃除ロボット(ルンバみたいな)に名前をつけて、ペットみたいに愛着をもつ人たち」の話題をネットで読んだことを思い出しました。故障すると、買い替えより修理して同じ個体(?)を使うことを望む人が多いんだとか。これはある意味、道具でなくキャラクターとみなしていることになりますね。
その「モノ」自体の機能のレベル…実際の意識の有無(そもそもどうやってそれを測るのかは難しい問題ですが)とかより、コチラ側がどう受け取るかという問題が大きいのかもしれません。それってじつは、根本的な意味での「意識」とか「知性」とかの定義と、その限界につながる話で…人間には「人間ぽい」知性・意識のみがそれと感じられるのだし、それだって外部出力と切り離されたらもう存在を感知できない…ああ、勝手なイモヅル思考を書くのは楽しいけど収拾つかなくなりそうなので(笑)、このへんでやめときます)

…というわけで、ホントに気楽なおしゃべりと言う感じで面白かったです。質疑応答でもディベートでもないから、かえって話題が一般的なレベルまで広がってくれて。(インタビュアーさんの広げ方がうまいのかも)後半、SF設定の経済的なリアリティーについての話(ツッコミ?)がいろいろ出ていたみたいで、個人的には興味がある切り口なんですが、後半になるにつれて口調が滑らかになってくるので…速くて聞き取れませんでした…(涙)(あと、辞書引こうにもスペルがわかんないと!(^ ^;))
でもこーいう肩の凝らない話がもっと聞きたいなー、と思いました。個人的には例えが映像作品だとついていきやすいので、『ゴッド・アーミー』とかそのへんのネタでとりとめない話を聞いてみたいです~。

SFマガジンのインタビューとかだと、やはり小説とか、ハードSFっぽい科学の話題とか、よそゆきの(?)話に終始してしまう感じがするので、もっと広く一般的な話を聞ける機会が増えるといいなー、と思います。…しかしチャン氏の口からスタトレネタの話なんて聞けるとは思いませんでした♪(見ていたこと自体になんかびっくり。スタトレとかスターウォーズとかポピュラーな映像作品って、ハードSF系の趣味の方は歯牙にもかけないのでは?というイメージを勝手に持っていたので…)なんか雲の上の人から、いっきに地続きの人という感じに?(標高差はかなりありそうですが!)

最後はお決まりの質問をということで、今後の作品の予定を聞かれてましたが、現在進行中・準備中のものはないとのことでした。残念。だけど次のを待ってる間に、今回のみたいなコンテンツでぼちぼち露出してくれたら嬉しいです。(でも、やっぱテキストにしてくれるともっと助かるんですが…いや、あの二枚目声を聴けること自体は嬉しいんですけど!(^ ^;))

2011/02/24

"The lifecycle of software objects" ネビュラ賞ノミネート

 グーグルアラートがひさしぶりのニュースを拾ってくれました。

"The lifecycle of software objects"が、ネビュラ賞ノヴェラ部門の最終選考に残ったそうです。 おめでとうございます♪(finalistってそういう意味ですよね?(^ ^;))

グーグルアラートが拾った Subtarranean Press のアナウンスページ
Ted Chiang, Paolo Bacigalupi and Rachel Swirsky — Nebula Award Finalists
(※引っ越し時点ではリンク切れです)

個人的には、もともと賞レースにはあまり興味がないのですが、チャンさんはもはや常連の感がありますね。他を読んでいないので比較ができませんが、すごすぎますね。 なんかただのミーハーファンが軽々しく、こんなページを書いていて、恐れ多い気持ちです。(^ ^;)