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2011/07/31

"Time Travel Lecture" Ted Chiangパート・やっと聴けました(^ ^;)

 オンライン講演"Time Travel Lecture"の録音&スライドのムービーファイルの提供が始まりました。(チケットを買った人全員にアクセス権が保証されてました。これでリアルタイムに聞けなくてもOKだったわけです)

さっそくライブでは聞き損ねたチャンせんせのレクチャー部分を拝聴…うは、自作の解説なんてものではなかったですね。出てきたお三方の中では一番「レクチャー」っぽかったです。

タイムトラベルについて回る「過去・未来は変えられるか?」「自由意思と運命」といったトピックを、神話の予言やクリスマス・キャロルから、ワームホールを使ったタイムトラベルまでを例にとりながらレクチャー。スライドも数枚。(カートゥーンもありました)
予言がこの範疇に入るとは気付かなかったし、ディケンズの名前が出てくるなんて予想もしなかったです。たしかにクリスマスキャロルは一種のタイムトラベルだし、未来を知ってそれを変えようとする話でもありますね。

昔の人は運命を信じていて、今の人は自由意思を信じている。その、時間旅行に対する態度の変化が、作品の変化に表れている…と概観しておられました。これもたしかに…言われて初めて気がつくことがたくさんあって面白いです。ああ、もっときちんと聞き取れたらなあ。

今、三回聴いたところなんですが、最後のワームホールの話が歯が立ちません。キップ・ソーンらしき名前が聞こえたので、『商人と錬金術師の門』の「輪」にも使っているという概念の説明だと思うんですが、何度も出てくる数個の単語がどーしてもわからず…。(思いつくスペルで辞書引いてもヒットしない…トランスクリプト求む!(泣))

結論としては、このモデルでは過去に立ち会うことはできても過去を変えることはできない、ということらしいんですが…途中の理屈の説明がわからなくてくやしいです。タイムラインの説明図はよく見たら手書きじゃなくて、なにかから引用したものみたいでした。ソーンの仮説そのものを日本語で調べたほうが早そうです。

…とにかく、ファイルが手元にあるので何度か聴いて楽しもうと思います♪

イモヅルでいろいろ調べてたら、チャンせんせは8月6日にもトークイベントへの参加が決まっているようです。

Writers with Drinks-featuring Ted Chiang, Melissa Febos, and Lee Konstantinou to:
http://thebolditalic.com/events/3186-writers-with-drinks-featuring-ted-chiang-melissa-febos-and-lee-konstantinou-to-

こちらは「リアル」なので自分は見にいけませぬ。(涙)
他の参加者さんが知らない名前なのでちらっとAmazonで検索してみたんですが…ええと…元女王様とポップカルチャーをいじる文化評論系の学者さん???(ざっと見なので読み違えてたらスミマセン)
これにテッド・チャン氏って…すごいぞ、狙いがわからない度が。(^ ^;)

リンクをたどってお店の紹介ページを見たら、なんか狭くて派手なライブハウスにテーブル席がついたみたいな、映画で良く見るスタンダップコメディーとかのショーもやりそうな感じ。なんていうんでしょう、こういう店。いきなり踊り子さんの写真があって面食らいました。(笑)お酒を飲みながら物書きさんのトークを聴く、みたいなイベントなのかなー。(あれ、チャンせんせって下戸ではありませんでしたっけ?)
なんでこーいう取り合わせなのか謎。というか、三人で話すのではないのかな?時間区切るとか?どんな話をするのか興味津々です。(まさか同姓同名の別人じゃないよな…?)

Writers with Drinks自体が、なんか地元の賞とか受けている評判の高い文学イベントらしいです。「8月6日はちょうどサンフランシスコにいるわ~♪」という幸運な方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(できたら内容教えてくださーい!)